こんにちは、セラピストの喜島です。
久しぶりに知人に会うと「今何してる?」と仕事について聞かれたりしますよね。
お互いに近況報告をしあって「今度飲もうなー」みたいな場面は、よくあると思います。
先日、20代の頃はよく遊んでいた友人と久しぶりに会いました。
やはり仕事のことを聞かれて、ヒプノセラピーのことを伝えると、
案の定、「何だそれ?」と怪訝な表情をしていました。
まあ、よくある反応です。
そして催眠療法という心理療法のひとつであり、心の問題に向き合うものということを説明しました。
彼は、「催眠!?怪しいな~、大丈夫なのかそれ」と怪しんでいました。
これもまた、よくあることです。
「催眠」という言葉には、なんだか怪しい印象を持たれる方は多いと思います。
そこで、少しずつですが、このブログの中でも催眠療法について説明していきたいと思います。
ということで、今回のテーマは「催眠」です。
「催眠」と聞いて皆さんどんな印象を持ちますか?
「怪しい」
「胡散臭い」
「非日常的なもの」
「人を意のままに操る」
このように、なんとなくネガティブな印象を持たれている方は多いのではないでしょうか?
おそらくテレビで視るあの催眠術ショーの印象が強いのだと思います。
派出な衣装を着た催眠術師が現れて、タレントさんや芸人さんに催眠術をかけるやつです。
「あなたの肘が曲がらなくなりますよ~1,2,3、ハイッ」
なんてやりながら、その様子を面白おかしく見せるという番組、たまにやってますよね。
催眠術師から漂う印象から、わたしも、ヒプノセラピーを学ぶまでは、「催眠」に対して怪しいなという印象を持っていました。
一応、厳密にいうと「催眠」と「催眠術」は同じものではありません。
「催眠術」は「催眠」の原理を使って相手をコントロールする方法です。
では、「催眠」というのは何なの?ということになりますが、
「催眠」とは「催眠状態」という意識の状態のことを指しています。
この意識の状態は、トランス状態とか変性意識状態とも呼ばれています。
「催眠」とは、通常の意識状態ではない状態のことなのです。
ここで、通常の意識状態とはどんな状態かということも明確にしておきます。
通常の意識状態とは、ものを見たり、においを嗅いだり、音を聞いたり、体に触れるものを感じたりしながら、様々なことを分析したり判断している状態です。
理性が働いている状態のことです。
この仕事は、あと30分で終わるから、そのあと報告書を作成しようと分析判断している時は通常の意識状態です。
スーパーで、今日の夕食のカレーの材料を探している時も通常の意識状態です。
普段、目覚めて生活している時のほとんどの意識状態が通常の意識状態です。
あなたが、このブログを読みながらコーヒーを味わっているという状態も通常の意識状態です。(おそらく)
そして、この通常の意識状態が弱まっている意識状態の時が催眠状態なのです。
次回に続きます。
⇒ 催眠(2)
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